10月2日(木)、3日(金)に開催される、特別推進研究研究会・宇宙線研究所
共同利用研究会「高エネルギーガンマ線でみる極限宇宙2014」のfinal circular
をお送りします。参加登録されていない方も、ご参加は自由です。
CTA-Japan コンソーシアム( http://www.cta-observatory.jp/ )では、
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
CTA-Japan一同
|
特別推進研究研究会・宇宙線研究所共同利用研究会 「高エネルギーガンマ線でみる極限宇宙2014」 開催日時: 10月2日 (木) 9:30-17:30 図書館メディアホール 10月3日 (金) 9:30-17:35 図書館メディアホール 研究会URL: http://www.cta-observatory.jp/workshop/CTA-J/2014/ 研究会会場:東京大学柏キャンパス 図書館メディアホール http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam03_04_04_j.html (宇宙線研究所ではありませんので、ご注意下さい。) 懇親会会場:東京大学柏キャンパス 食堂(カフェテリア) http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam03_04_01_j.html 東京大学柏キャンパスへのアクセス http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/access/index.html 趣旨: Cherenkov Telescope Array(CTA) 計画は、大口径(23 m)・中口径(10-12 m) ・小口径(4 m) の3種類の望遠鏡群を配置して、従来より10 倍の高感度と、 かつてない広いエネルギー領域(20 GeV から 100 TeV 以上) のガンマ線で、 極限宇宙の精密測定を行うことを目指す国際共同プロジェクトです。CTA計画が 実現すれば、約1000個の天体からTeVガンマ線が検出できると予想され、パルサ ー/パルサー星雲、超新星残骸、活動銀河核などの高エネルギー天体での宇宙線 加速と伝播過程の解明、銀河形成史や宇宙論、さらにはダークマターの探索など 多岐にわたるサイエンスが可能となります。 日本は、2009年に CTA Japan コンソーシアム ( http://www.cta-observatory.jp/) を結成しCTAに正式メンバーとして参加をはたし、90名近くを越えるメンバーが 準備研究を推進中です。CTAは、近々サイトを決定し、2016年には望遠鏡設置を 開始し、2020年からの本格稼働を目指しています。稼働後は、コミュニティーに 開かれた天文台として運営され、多波長天文学の一翼を担っていくことになりま す。 本研究会は、特別推進研究(平成24-28年度)「高エネルギーガンマ線による 極限宇宙の研究」として推進されているサイエンスや大口径望遠鏡の開発状況の 報告も含め、コミュニティーに開かれた研究会として開催されます。研究会を 通じて広い分野の研究者と議論を深め、今後の戦略を練り、様々な角度から議論 する場としたいと思います。 世話人:井岡 邦仁(KEK)、窪 秀利(京都大学)、田島 宏康(名古屋大学)、 手嶋 政廣(東京大学 & MPI)、戸谷 友則(東京大学)、 林田 将明 (東京大学)、山本 常夏(甲南大学)、 吉越 貴紀(東京大学)、吉田 龍生(茨城大学) 研究会プログラム(敬称略) 10月2日 (木) 9:30-17:30 セッション1 : ガンマ線天文学の現状 9:30-10:05 (30+5) "Status report on the CTA Project" 手嶋 政廣(東大宇宙線研 & MPI) 10:05-10:40 (30+5) "CTA Key Science Projects" 井上 進(東大宇宙線研 & MPI) 10:40-11:15 (30+5) 「TeVガンマ線による最近の観測結果」 花畑 義隆(東大宇宙線研) 11:15-11:50 (30+5) "Recent Fermi-LAT results of Active Galactic Nuclei" 田中 康之(広島大学) 11:50-12:50 (60) Lunch セッション2 : 銀河系外天体 12:50-13:15 (20+5) 「銀河と共進化するダストに包まれた巨大ブラックホール」 藤代 尚文(京都産業大学) 13:15-13:40 (20+5) 「突発的電波バーストの磁気波動砲モデル」 花見 仁史(岩手大学) 13:40-14:15 (30+5) 「ジェットを”持たない”銀河からの高エネルギーガンマ線放射」 林田 将明(東大宇宙線研) 14:15-14:40 (20+5) 「活動銀河風からのガンマ線と超高エネルギー宇宙線」 井上 進(東大宇宙線研 & MPI) 14:40-15:10 (30) coffee break セッション3 : 最高エネルギー宇宙線 15:10-15:45(30+5) 「最高エネルギー宇宙線による極限宇宙観測」 野中 敏幸(東大宇宙線研) 15:45-16:20(30+5) "Current status and future prospects for ultrahigh-energy cosmic rays from a theoretical point of view" 高見 一(KEK) セッション4 : 銀河系内天体 I. 超新星残骸 16:20-16:55(30+5) 「超新星残骸のまわりの宇宙線ハロー」 大平 豊(青山学院大学) 16:55-17:30(30+5) 「CTAによる超新星残骸RX J1713.7-3946の観測と展望」 中森 健之(山形大学) 18:00-20:00 (120) 懇親会「カフェテリア」 10月3日 (金) 9:30-17:35 セッション5 : 銀河系内天体 II. パルサー/ パルサー星雲 9:30-9:55 (20+5) "Pulsar outer-gap model: Phase-resolved spectrum of the Crab pulsar" 広谷 幸一(ASIAA, TIARA) 9:55-10:20 (20+5) 「マグネター星雲のスペクトルモデル」 田中 周太(東大宇宙線研) セッション6 : 高エネルギーニュートリノ 10:20-10:55 (30+5) "Recent results from IceCube" 石原 安野 (千葉大学) 10:55-11:20 (20+5) 「低光度活動銀河核からの高エネルギーニュートリノ放射」 木村 成生(大阪大学) 11:20-11:45 (20+5) "PeV gamma-ray in relevance to neutrino, UHE CR and particle physics: Can we peep into gamma-ray PeV region through cosmic cascade ?" 木舟 正(東大宇宙線研) 11:45-12:45 (60) Lunch セッション7 : 宇宙線スペクトル 12:45-13:20 (30+5) 「Direct Cherenkov光を用いた宇宙線重元素スペクトル計測: CTAアレイでのMCシミュレーション評価」 大石 理子(東大宇宙線研) 13:20-13: 45(20+5) 「VHE宇宙線の大気原子核との相互作用のシミュレーション」 釜江 常好(東京大学) セッション8 : 我々の銀河 13:45-14:10 (20+5) 「Fermi Bubbleにおける粒子加速の時間発展と放射の空間依存性」 佐々木 健斗(東大宇宙線研) 14:10-14:45 (30+5) 「天の川銀河中心領域のX線観測」 鶴 剛(京都大学) 14:45-15:15 (30) coffee break セッション9 : ダークマター 15:15-15:50 (30+5) 「Fermi ガンマ線衛星による暗黒物質探査」 水野 恒史(広島大学) 15:50-16:25(30+5) "WIMP dark matter and Gamma-ray observations" 松本 重貴(IPMU) セッション10 : 宇宙赤外線背景放射 16:25-17:00 (30+5) 「宇宙近赤外線放射観測の現状」 津村 耕司(東北大学) 17:00-17:35 (30+5) "Can gamma-ray observations probe the cosmic infrared background radiation?" 井上 芳幸(ISAS / JAXA) --------------------------------------------------------------