特別推進研究研究会・宇宙線研究所共同利用研究会「高エネルギーガンマ線でみる極限宇宙2012」が、 9月25日(火)から9月27日(木)まで開催されます。参加登録されていない方も、ご参加は自由です。 CTA-Japan コンソーシアム( http://www.cta-observatory.jp/ )では、多くの皆様のご参加をお待ちしております。 CTA-Japan一同
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特別推進研究研究会・宇宙線研究所共同利用研究会 「高エネルギーガンマ線でみる極限宇宙2012」 開催日時: 9月25日 (火) 10:00-17:30 研究会 9月26日 (水) 9:00-18:00 研究会 9月27日 (木) 9:00- 9:30 CTA-Japan 研究グループ代表者会議(*) 9:30-15:10 CTA-Japan 全体会議 と講義・実習 (*) 参加はグループ内のみ 研究会URL: http://www.cta-observatory.jp/workshop/CTA-J/2012/ 場所:東京大学 柏キャンパス 宇宙線研究所6階 大セミナー室 http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/access/index.html 通常形式の研究会は 2日目までです。3日目は、 CTA-Japan 全体会議に充てられ ますが、3日間どなたでも参加可能です。 趣旨: Cherenkov Telescope Array(CTA) 計画は、大口径(23 m)・中口径(12 m)・小口 径(6 m) の3種類の望遠鏡群を配置して、従来より10 倍の高感度と、かつてない広 いエネルギー領域(20 GeV から 100 TeV 以上) のガンマ線で、極限宇宙の精密測定 を行うことを目指している、日米欧の国際共同プロジェクトです。CTAは、ガンマ線 源の観測数を飛躍的に増やし、今後の高エネルギー宇宙物理の研究を強力に牽引する ことになります。CTA が実現すればパルサー、超新星残骸、活動銀河核などの高エネ ルギー天体での宇宙線加速と伝播過程の解明、銀河形成史や宇宙論、さらには素粒子 物理学まで多岐にわたるサイエンスが可能となります。CTAは、2015年に建設を開始 し、2020年からの本格稼働を目指しており、稼働後は、コミュニティーに開かれた天 文台として運営され、多波長天文学の一翼を担っていくことになります。 日本は、2009年に CTA Japan コンソーシアム( http://www.cta-observatory.jp/ ) を結成しCTAに正式メンバーとして参加をはたし、80名近くを越えるメンバーが準備 研究を推進中です。本研究会のシリーズは、本年度から研究費助成事業(科学研究費 補助金)特別推進研究(平成24-28年度)「高エネルギーガンマ線による極限宇宙の研 究」に採択されたことを受け、さらに多くの研究者に開かれた研究会として開催され ます。日本が力を入れて世界をリードすべきサイエンステーマの選定とその戦略を練 るため、幅広い専門分野の研究者を講演者として招き、様々な角度から議論する場と したいと思います。 世話人:井岡 邦仁(KEK)、窪 秀利(京都大学)、田島 宏康(名古屋大学)、 手嶋 政廣(東京大学 & MPI)、戸谷 友則(京都大学)、 山本 常夏(甲南大学)、吉越 貴紀(東京大学)、吉田 龍生(茨城大学) 研究会プログラム(敬称略) (E)は英語講演 9月25日 (火) 10:00-17:30 研究会 セッション1 : ガンマ線天文学の現状 10:00-10:40 (35+5) 「CTA計画現状とCTA-Japan活動状況」 手嶋 政廣(東京大学&MPI) 10:40-11:20 (35+5) 「フェルミガンマ線宇宙望遠鏡で見た銀河系内天体」 田中 孝明(京都大学) セッション2 : 超新星残骸とCTA 11:20-12:00 (35+5) 「SNR研究におけるCTAと他波長との連携」 大平 豊(青山学院大学) 12:00-13:00 (60) Lunch 13:00-13:30(25+5) 「若いTeVガンマ線超新星残骸における星間ガスとガンマ線・X線放射」 佐野 栄俊(名古屋大学) 13:30-14:10 (35+5) "Multi-wavelength Modeling of SNRs in the CTA era"(E) Shiu-Hang Herman Lee(京都大学) セッション3-1 : パルサー/パルサー星雲とCTA 14:10-14:40 (25+5) "Observations of pulsars in high energy gamma-rays"(E) 齋藤隆之(MPI) 14:40-15:20 (35+5) "Very High Energy Pulsed Emission from Rotation Powered Pulsars"(E) 広谷 幸一(ASIAA/TIARA) 15:20-15:50 (30) coffee break 15:50-16:30 (35+5) "Particle Acceleration and Emission Regions of Gamma-Ray Pulsars"(E) 木坂 将太(東京大学) 16:30-17:10 (35+5) "Pulsar winds in high energy astrophysics" (E) Dmitry Khangulyan(ISAS/JAXA) 18:00-20:00 (120) 懇親会「カフェテリア」 9月26日 (水) 9:00-18:00 研究会 セッション3-2 : パルサー/パルサー星雲とCTA 9:00- 9:30(25+5) 「系外パルサー星雲からのTeVガンマ線放射」 田中 周太(青山学院大学) "Gamma-ray flare and absorption in Crab Nebula: Lovely TeV-PeV astrophysics" 郡 和範(KEK) セッション4 : 宇宙線伝播とCTA 9:30-10:00(25+5) "CTA and astroparticle physics ---hadronic components & leptonic components---" 柴田 徹(青山学院大学) 10:00-10:30(25+5) 「銀河磁場によるドリフト運動の銀河宇宙線伝播への効果」 三宅 晶子(常磐大学) セッション5 : 銀河系外天体とCTA 10:30-11:00(25+5) 「CTAで探るAGN低光度電波シェルからの超高エネルギーガンマ線放射」 紀 基樹 (国立天文台) 11:00-11:30(25+5) 「z~1-5の背景放射光について」 井上 進 (東京大学&MPI) 11:30-12:00(25+5) "Upper Limit on the Cosmological Gamma-ray Background" 井岡 邦仁 (KEK) 12:00-13:00 (60) Lunch セッション6 : 素粒子物理学とCTA 13:00-13:40(35+5) 「Dark matter に関するレビュー」 中山 和則 (東京大学) 13:40-14:10(25+5) Unknown possibilities beyond 10-100TeV of Gamma ray & CR phenomena : "QG effects on the detection method etc." 木舟 正 (東京大学) セッション7 : 多波長・多粒子天文学とCTA 14:10-14:50(35+5) 「超新星爆発:可視光観測の現状とこれから」 田中 雅臣(国立天文台) 14:50-15:20 (30) coffee break 15:20-16:00(35+5) 「すばるHSCで探る銀河系外可視光突発天体」 浦田 裕次 (IANCU) 16:00-16:40(35+5) "Astrophysical Sources of High Energy Radiation and Particles in the Era of CTA and ASTRO-H" (E) Lukasz Stawarz(ISAS/JAXA) 16:40-17:20(35+5) 「IceCube実験の最新結果」 間瀬 圭一 (千葉大学) 17:20-18:00(35+5) 「KAGRAデータ解析と,重力波検出器ネットワークによる突発天体現象重力波の検出」 田越 秀行 (大阪大学) 9月27日 (木) 9:00- 9:30 CTA-Japan 研究グループ代表者会議(*) (*) 参加はグループ内のみ 9:30-12:00 CTA-Japan 全体会議 (25+5) ・全体報告 手嶋 政廣(東京大学&MPI) (15x6) ・各ワーキングパッケージ報告 [各コーディネーター] 物理(PHYS) 井岡 邦仁(KEK) 焦点面光検出器(FPI) 山本 常夏(甲南大学) エレクトロニクス(ELEC) 窪 秀利(京都大学) 分割鏡(MIR) 手嶋 政廣(東京大学&MPI) モンテカルロ(MC) 吉越 貴紀(東京大学) 大口径望遠鏡(LST) 手嶋 政廣(東京大学&MPI) (30) ・議論 12:00-13:00 (60) Lunch 13:00-13:30 「デジタル一眼レフを用いた RAW 画像撮影による画像データ解析入門」 奥村 曉(名古屋大学) 13:30-14:10 MIR実習 「PMD法原理」 手嶋 政廣(東京大学&MPI) 「PMD 装置較正方法」 馬場 浩則(茨城大学) 14:10-14:40 (30) coffee break 14:40-15:10 「PMD法装置による鏡面測定実演」 中嶋 大輔(東京大学&MPI)